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本問では、ベーコンとデカルトの思想について、「詳細に」知っていなければ解けないというものではありません。
歴史上有名な学者であっても、その人が何をどのように考えたか、そして、それをどのように後世に伝えたかを知ることは難しい。
特に、外国人なら言語の壁があって、例えばラテン語や英語で考えたことが、そのまま日本語に翻訳できるものではありませんし、
また、ギリシャ時代や、中世~近代など、そもそも、記録に残りにくい時代では、その人の発言が正確に残っているとは限りません。
さらに、伝承や、著書の記載についても、それをどのように解釈するかで、学説や議論は多種多様なものが考えられます。

だから、思想について、「できるだけたくさんのことを知って、より正確な答えを導き出そう。」という考え方は、現実的ではないでしょう。
そもそも「思想」とは曖昧なものですし、解釈の余地が大きいものですから、それの核心を突くことを心がけなければなりません。多くの史実や著作に振り回されては受験勉強ではなくなってしまいます。勉強するにはキーワード法が最適だと思います。

例えば、ベーコンであれば経験論。デカルトは、合理論。
また、デカルトの思想を示すキーワードとして、
「方法的懐疑」「物心二元論」「神・精神・物体」「三つの実態」「我思う、ゆえに我あり」などがあります。
ベーコンの思想を示すキーワードとして、
「知は力なり」「イドラ」「帰納法」があります。
これらのキーワードは、たくさんの過去問を見て、各々の選択肢を対照、比較してみてわかった言葉です。
勿論、彼らの思想の核心的なキーワードでもあります。

これらを使って、先ほどの問題を見てみましょう。

1.ベーコンは、科学研究を正しい方法で行うために一切の知識を徹底的に疑うことは、普遍的な真理の存在を疑う懐疑と違い、真理を発見するための懐疑であるとし、これを方法的懐疑と呼んだ。
2.ベーコンは、自然をありのままに観察する上で妨げとなる先入見や偏見などをイドラと呼び、種族のイドラ、洞くつのイドラ、市場のイドラ及び劇場のイドラの四つを挙げた。
3.ベーコンは、心と身体、精神と物体とは、それぞれ別個のものであるとする物心二元論の立場に立ち、精神という実体の本性は考えることであり、物体という実体の本性は空間的な広がりであるとした。
4.デカルトは、スコラ哲学は現実を無視した空論であるとして、その無力を指摘し、観察や実験によって得られた経験的事実を一つひとつ積み重ねていって一般的真理に到達するという帰納法の思考方法を提唱した。
5.デカルトは、知は力なりと考え、学問の目的は自然支配のための技術を発展させることであり、自然の因果を正しい知識でとらえることによって自然を支配し、人間の生活を改善できるとした。

それぞれの選択肢を見ると、先ほど挙げたキーワードを見つけることができますが、
1の「方法的懐疑」はデカルト、3の「物心二元論」もデカルト、4の「帰納法」はベーコン、5の「知は力なり」もベーコンです。
このように、キーワードと、それを言った(?)人の組合せが合っているかどうかを判断すれば正解は簡単に見つけることができます。
正解は2です。

どんなに長い選択肢でも、結局、一つの単語で、「間違い」であることを見抜けます。これが思想におけるキーワード学習法です。
そして、知識問題をキーワード化することで勉強は効率よくなります。
「理解する」のではなく「暗記する」「認識する」ことが効率よくすることの一つのアプローチです。

思想は、こうしたキーワードを覚えるだけで得点できますが、学習する上でのポイントは、キーワード同士の関連付けや、対比をすることで、
暗記する効率が良くなることです。
単に、キーワードを羅列的に暗記するよりも、時代における歴史的・人的背景などを関連付けて、また、思想家同士の「立ち位置」を対比しながら講義することで、キーワードだけを覚えているよりも、より多くの問題に対応できるようになります。
こうした、歴史背景や、思想家同士の関連・立ち位置の把握で出題傾向を予測することもできます。

このように思想は「経験論的・帰納的」に学習することで短期間で得点源とすることができます。



 




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